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卒園式に思うこと☆3年間はかけがえのない宝物 (ウエスト症候群)

ケアチャネル事務局

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20年04月24日 ・ 違反報告

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2020.04.24

卒園式に思うこと☆3年間はかけがえのない宝物 (ウエスト症候群)

(卒園式当日の様子は、前記事で^ ^)


あんちゃんが園長先生からいただいた卒園証書。


三年間、頑張って通った証です。


これをいただけたということが、本当に素晴らしく、あんちゃんの人生最高の出来事だとママは思っています。

去年の夏、気管切開のオペを受けました。
今年の冬には二か月近くも入院し、昼間の呼吸器がなかなか外れない日々が続きました。


そのたびに、ママはもしかしたら保育園通えなくなるかもしれない、と思っていました。

園の看護師さんはみんな小児科超ベテランで、ママはなんの心配もなく預けられます。

それでも、気管切開、呼吸器…
看護師さんが対応できないとかじゃなく、あんちゃん自身が通うことがしんどいんじゃないだろうか、とか、保育園で呼吸器を使うこと自体がリスクが高いんじゃないかとか、登園継続の話し合いもありえると思っていました。

結局あんちゃんが昼間呼吸器をほとんど使わずに過ごせるようになったことや、先生方の配慮で最後まで過ごすことができたのですが。

この三年間にはそんなあんちゃんの大きな変化もあったので、いただいた卒園証書は本当に尊いものだと思うのです。


そして、ママは三年間通い卒園した、ということでさみしいのは散々書きましたがやりきれた!とホッとする気持ちもあるのです。

生まれてすぐの頃から、ずっと発作、肺炎、筋緊張で一年の半分以上入院していたあんちゃん。

しんどいあんちゃんを見続けるのもしんどくて、あんちゃんもう楽になっていいよ、と思った日もありました。

小学生になるまで生きられてるかもわからんし、と思いながらの辛い毎日の中、楽になっていいよ、と思う反面、今死んだらあんちゃんは何も楽しいことなくて何のために生まれてきたんや、と思っていました。

だから、三年間の保育園での楽しい思い出が出来たことが、あんちゃんの人生最高の宝物だと思うのです。

そのあんちゃんの生きた証というか、宝物を作ってあげられたという安心感。そんなほっとした気持ちもママにはあります。


保育園の先生方も、たくさんさみしがってくださいましたが、もちろんホッともされていると思います。
何のトラブルなく、あんちゃんを送り出せた、と。

年少さんの頃は、ピンピンしてダイアップ使ったり、看護師さんにひたすら抱っこしてもらったこともありましたから。

こんなふうに、あんちゃんは大変な子ではありましたがそんなこと親の私たちに微塵も感じさせず、加配の先生も、看護師さんも本当に可愛がってくださいました。

それが、卒園式でいただいたたくさんのプレゼントに現れています。

看護師さんがくださったプレゼントのジュース。


プロか!と思うような看護師さんの娘さんが作ってくださったアイシングクッキー!


先生が毎年、一人ひとりに手作りしてくれる卒園アルバム。


印刷じゃないよ、手作り!
世界に一つ。


中身、ちょっとだけ紹介。
じじとおもちつきしてる写真とか。


じじと、送り迎えしてくれたばばもちゃんと入れて作ってくれています。


こーゆー普段の何気ない保育園での様子が本当に嬉しい。


自然に手を繋いでくれています。


最後のページ。


加配の先生に抱っこしてもらって、担任の三人の先生と。

ほんまに可愛がってもらってきたんやなぁとどの写真見ても思います。


そして、一番お世話になった加配の先生がお手紙をくださいました。


このお手紙は、何回読んでも泣けて泣けて…

ママも、三月に入ってから、加配の先生と看護師さん全員に感謝の気持ちを伝えたくてあんちゃんとお礼の色紙やお手紙を書きました。

この、どう伝えたら伝わるのかわからないくらいの感謝の気持ち、伝わってたらいいな。


こうやって、あんちゃんが保育園で先生にたくさん可愛がってもらって、お友達と楽しい時間をたくさん過ごしてきたこと、はっくんもこっちゃんも同じ園に通ってずっと見てきました。

ママはそのことも本当に良かったと思っています。

親やじじばばだけが可愛がっているんじゃなくて、自分たちと同じ保育園という環境で当たり前にあんちゃんが過ごしていること、家族以外の人から可愛がってもらったり優しくしてもらっている様子を見て、あんちゃんも自分たちと同じように愛される人間なんだと伝わったと思います。

そんな様子をずっと見てきたはっくん。
あんちゃんのバギーを押してくれたり、自然に優しくできる男になってきました。


おうちに訪問看護師さんやPTさん、OTさんなどなどたくさんの人があんちゃんばっかり見にくる、っていうのはやきもちになるかもしれないけど、同じ保育園、ってところが本当にはっくんこっちゃんにとっては大きな出来事だったのでは、と思っています。


なので、前例のない重症心身障害児を受け入れてくださったこと、保育園には本当に感謝しています。
そんな感謝の気持ちを少しでも伝えたくて、新聞社さんにも取材していただきました。

それだけ、我が家にとっても、あんちゃんの人生にとっても大きな大きな出来事だった保育園生活。

最高に楽しい思い出とたくさんの感謝と共に幕を閉じました。


しばらくママ、抜け殻です…(笑)
卒園式のビデオや、いただいたお手紙、アルバム、写真を見ながら余韻に浸って泣く毎日が続きそうです。


最後になったけど。

あんちゃん、そつえんおめでとう!
さんねんかんりっぱにかよい、たくさんたくさんおもいでをつくったあんちゃん。

やさしいせんせいとたくさんのおともだちにであえたのはあんちゃんのがんばりのたまものです。

ママは、あんちゃんのおかあさんになれてしあわせだよ。
いちねんせいもいっしょにがんばろうね!

 

引用元

あんちゃんのペース☆

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