ハウツー
- それまでふたばが使っていたのは、生まれた病院のNICUで使っていたカテーテル。
(写真・下)
調節口を押さえて圧をかけるタイプで、しっかりと圧がかかって使いやすいものでした。
そして今回変更になったのは、調節口がなく、押さえなくてもそのまま圧がかかるタイプ。
(写真・上)
素材自体が少し柔らか目で、粘膜を傷つけにくく、調節口がない分、片手で使うことができます。
サイズはどちらも8Frです。
ですが・・・
調節口なしのカテーテルのサンプルをもらって使ってみたのですが、なんと、ふたばの痰、全然引けない(T_T)
サラサラした痰なら引けるけど、だいたいいつも粘り気があるのです。
引けなさ過ぎて、痰が詰まって顔色が悪くなったこともありました。
吸引カテーテルは病院によって使っている種類が違っていて、知っている限りでは、調節口がないタイプのものを使っている病院が大半です。
(コストの関係もあるのでしょうね)
なのでこれまでも、調節口なしのカテーテルを使ったことがありました。
そのときもやっぱり、なかなか引けなかった。
なぜ引けないのか?
ソフトな素材だから?
- 訪問看護師さんに相談すると、ここに注目されていました。
「2孔式だからじゃないかな?」
調節口なしタイプは、先端側面に2つ穴が開いているのです。
「優しく吸引できるように、2孔式になっていると思うんだけど、圧がかかりにくくなるんでしょうね。
例えばストローに2つ穴を開けたとしたら、より大きな力で吸わないと、ジュースが飲めないのと一緒で」
な、なるほど~~!
- その仕組みに加え、調節口なしタイプは、しなるように柔らかい素材でできていて 余計に吸引圧がかかりにくいのでした。
その方が粘膜にも優しく、特に子どもには適しているようです。
でもね~、ふたばの場合は、優しさよりも強さが欲しい(笑)。
というわけで主治医に相談して、カテーテルのサイズを8Fr→10Frにアップしてもらうことになりました。
ふたばが使っている気管切開カニューレのサイズは内径が4.5mmのもの。
3Fr=1mmなので、今回使う10Frの吸引カテーテルは約3.3mm。
サイズ的には問題なさそう、と主治医の先生。
実際に吸引してみると、カニューレ内にピッタリ入る感覚なので、吸引している間はちょっと呼吸がしづらそうです。
なので短時間で吸引しないといけないようです。
ただ、8Frと比較するとかなりスッキリ取れます!
気管の吸引も、口腔の吸引も、10Frでいけそうです。
とりあえず解決…良かった~~
ちなみに、風邪をひいたときなどたまに鼻の吸引をすることがあるのですが、そのときは8Frを使おうと思っています。
10Frだと太くて絶対痛いやろなと思うので(^^;